エンタープライズセールス
エンプラ営業の仕事に対する向き合い方

課題解決力×プロジェクトマネジメント力で「売れる営業」になるために、エンタープライズ営業の本質や課題解決・プロジェクトマネジメント力、反対者説得の実践ノウハウを現場目線で徹底解説します
1. エンタープライズ営業とは?その難しさと面白さ
①SMB営業との違い/求められる本質
エンタープライズ営業は、大企業や組織を相手にサービスやソリューションを提案・導入する営業活動です。
SMB(中小企業)営業と比べ、意思決定の人数・プロセスが圧倒的に複雑であり、「組織構造」「社内力学」「人間関係」「長期戦」が特徴的です。こうした複雑な構造を可視化するステークホルダーマップの作成が、アカウントプランニングの第一歩です
2.エンプラ営業担当者に必須の2大スキル

①課題解決力 ― 「見えている困りごと」を超える
なぜ「課題解決」が必須か?
SMBでは「現場の困りごと」=「導入理由」になりやすい
エンプラ営業では経営課題や組織課題を自ら発掘し、「自社サービスでなければ解決できない」と納得させる必要がある
現場ヒアリングだけでは不十分。経営層の本音・中長期計画・組織の痛みを見抜く洞察が求められる
課題解決営業の進め方

実例ストーリー

現場は「エクセルが煩雑」と困っていたが、経営層は「全社DXと働き方改革」を重視。
両者をつなぐストーリー(全社データ統合による現場効率化→経営KPI改善)を用意し、
経営層・現場・IT部門それぞれにカスタマイズした資料で合意形成を実現。
②プロジェクトマネジメント力(PM力)

なぜPM力が不可欠なのか?
社内外の関係者が多く、誰か一人でも反対すると案件が止まる
「誰が・いつ・何をやるか」が曖昧だと、タスク漏れや“責任なすりつけ”が発生しやすい
案件全体を俯瞰するWBS(工程管理)・進捗会議・根回しが営業の重要タスク
PM力を発揮する具体的アクション

3.反対者から賛成者に変える「説得ルート設計」の極意
社内力学・人間関係の把握
公式な組織図だけでなく、「誰が誰に影響力を持っているか」「どの部署が実は実権を握っているか」を調査。パワーチャートを用いて関係者間の影響力構造を図式化することで、攻略の優先順位が明確になります
パーソナルな情報(同期・趣味・家族・過去の仕事体験)も収集
反対者が「誰からなら話を聞くか」を徹底リサーチ
①説得ルート設計フロー

実例ストーリー
ある大手案件で、情シス部長が強硬に反対。しかし、その部長は現場リーダーと釣り仲間。
現場リーダーを味方につけて「現場が困らない運用案」を情シス部長に伝えてもらい、
会議前に腹落ちさせたことで、公式会議ではスムーズに承認。
4.エンプラ営業で「成果を出す」人がやっていること

①「成果を出す」エンプラ営業の行動リスト
会社の人事異動や組織変更も追い続け、常に社内情勢を最新化
社内外のchampion(推進者)を地道に探す
表に出てこない「実権者」や「裏champion」を地道に発掘
反対部門の本音をヒアリングし、パーソナルな説得ルートを組み立てる
案件ごとにWBS・ガントチャートで進捗管理
チームで(技術・マーケ・CS含む)案件を動かす
契約後もアップセル・他部署展開を視野に関係を作り続ける
5.営業は「一人ではできない」チーム型営業体制の重要性
①成約はゴールではなくスタート
導入後も現場の定着支援、アップセル・クロスセル機会の発掘
「他部署展開」や「系列会社展開」を視野にいれた関係づくり
支援者(インナーセールス)を「会議で票を投じてくれる人」に育てる
5.まとめ ― エンプラ営業は「組織力×人間力×構造力」で勝つ
本当の課題を見抜き、組織を動かし、人間関係を味方につける
論理と感情の両面での根回しと合意形成が、案件の成否を分ける
営業は一人で戦わず、社内・顧客内の支援者ネットワークを活かすべき
何より大事なのは、売上の先にある「顧客の変革」や「社会インパクト」を信じてやり切る熱量

6.よくある質問(FAQ)
7.チェックリスト
[ ] 組織図・相関図を自分で作成し、常に最新にしている(パワーチャート・ステークホルダーマップを活用したアカウントプランニングが有効)
[ ] 反対部門・人をリストアップし、全員と1on1または非公式な接点を持った
[ ] 稟議・承認プロセスを「誰がどこで止めるか」まで詳細に落とし込んだ
[ ] 案件ごとにWBS(ガントチャート等)でタスク管理している
[ ] 導入後のサクセスプランも営業段階で設計している
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